子ども笑顔

ストレスマネジメント① ~ストレスとは?~

ストレス社会だからこそ、少しでも人間らしい生活を送れるように改善していくことが必要でもストレスについて少し書きましたが、私達は、ストレス社会と呼ばれる現代社会に生活しています。

そんな中で、健康を損なわずに、自分らしくイキイキと生きていくためには、ストレスについてちゃんと知ることが大切です。

自分のストレスについて知る

まずは自分が普段の生活の中でどんな時にストレスを感じたと思うのか?

そして、ストレスを感じた時に身体のどんな部分にどのような反応がでるのか?

を知る必要があります。

 

ストレスを感じるといっても人によって感じる時が違います。

・暑さや寒さなどの天候や、満員電車に

・悪口や嫌味などを言われた時や自分の気持ちが伝わらなかった時、理解されなかった時に

・多忙な仕事や行きたくない飲み会や人間関係に

など様々です。

 

また、身体のどんな部分にどのような反応がでるのかも人によって違います。

・頭痛がする、腹痛がする、肩が凝る

・胸が苦しい、めまいがする

・肌が荒れる

など様々です。

毎回同じ場所に表れる人もいれば、違った場所に表れる人もいます。
腹痛

このように、ストレスは人によって感じる時も、感じ方も、身体への反応も違う。

だから、自分がストレスを感じる時や、反応の出方を知ること、自分のストレスについてちゃんと知ることが大切なのです。

ストレスとは?

そもそもストレスとは何でしょう?

ストレスは1936年に、カナダの生理学者ハンス・セリエ博士が発見したと言われています。

博士は「ストレスとは外部からの刺激に対して生じる心身の反応」と言っています。
ストレス

上記の図(厚生労働省より)のように

ゴムボールを指で押すとゴムボールは凹みます。

その指が与える刺激のことをストレッサーと呼び、

ゴムボールが凹んで負荷がかかっている状態をストレス状態と呼びます。

 

外部からの刺激が「ストレッサー」になるので、

・雨、雪などの天気から、暑い、寒い、騒音などの周囲の環境

・風邪を引いたり、胃が痛くなったりなど、病気

・悪口を言われたりなど人間関係

など、ストレスを引き起こす要因は本当にたくさんあるということです。

 

ですので、世の中でよく言われている「ストレス」はストレッサーであることが多いです。

ストレスとはそもそも反応のことなので無くなりません。

だから、世の中はストレスだらけで、ストレスを避けるということは出来ないということです。

 

このことから、ストレス対処法の視点は二つあると言えます。

① ストレスを対処する(身体の反応に対して対処する)

② ストレッサーを対処する(外部の刺激を対処する)

良いストレスと悪いストレス

ストレスと言うと、悪いイメージがあると思いますが、

実はそんなことはないのです。

ストレスには良いストレスと悪いストレスがあります。

嬉しい悩む

例えば、ライバルがいるから頑張れるという刺激は良いストレスになります。

反面、ライバルを蹴落としたい、嫌だという刺激は悪いストレスになります。

また、ジェットコースターが怖くて嫌いな人は悪いストレスになりますが、

ジェットコースターが楽しくてワクワクする人は良いストレスになります。

 

同じストレス要因でもこのように感じ方次第で、良いストレスにも悪いストレスにもなるということです。

ですので、ストレスを感じやすい人と感じにくい人がいますし、

自分次第で悪いストレスを良いストレスに変えていくことが可能なのです。

 

あなたはストレスを感じやすいタイプですか?

だとすると、考え方や捉え方を変えると良いかもしれません。

 

また、人は良いストレスと悪いストレスの均衡が保たれていると、

ストレスを感じていないと判断します。

ですので、ストレスのバランスをとることが大切です。

まとめ

子ども笑顔

・ストレスは人によって感じるときも、感じ方も、身体への反応も違う。

・自分のストレスを感じるときや、反応の出方を知ることが大切。

 

「ストレスとは外部からの刺激に対して生じる心身の反応」であるため、

世の中はストレスだらけで、ストレスを避けるということは出来ない。

 

ストレス対処法の二つの視点

① ストレスを対処する(身体の反応に対して対処する)

② ストレッサーを対処する(外部の刺激を対処する)

 

しかし、人は良いストレスと悪いストレスの均衡が保たれていると、

ストレスを感じていないと判断するので、ストレスのバランスをとることが大切。

同じストレス要因でも自分次第で悪いストレスを良いストレスに変えていくことが可能なので、自分の考え方や捉え方を変えていく。

 

また、

ストレスの仕組みについてはストレスマネジメント② ~ストレスが起こる仕組み~

対処方法についてはストレスマネジメント③ ~ストレスの対処方法~

でお伝え致します。

 

うつ専門カウンセラー林真路

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