不安で不安でどうしようもない時
不安で不安でどうしようもない時ってありますよね。
明日のことを考えると不安で不安でいてもたってもいられない。
ダメだと分かっていても悪い方に考えてしまっている。
いい未来なんてまったくイメージできないし、どうして不安なのかもよく分からない。
体調も気分も悪くなってくるし、どうしたらいいんだろう?
そんな時に
何とかしよう
対処しないと
プラスに考えないと
などしてしまうと、返って逆効果になったりします。
何とかしようとしても、どうにも出来なくて、余計にパニックになったり、
何とか出来ない自分を責めてしまい、さらに落ち込むことが多いからです。
現状を受け入れる
ではどうしたらいいのかと言うと、一番簡単なのは
現状をいったん受け入れてしまうことです。
その方が良かったりします。
あー、私は今不安なんだ。
不安でどうしようもないんだ。
こんなに不安なのは仕方がないや。
と、まずは現状を受け入れてみる。
それだけで、不思議とこころが落ち着きます。
そして、少し落ち着いたら深呼吸などで、呼吸を整えられるといいですね。
最悪のケースを考える
不安になる一つの原因として、見えない、分からないからということがあります。
例えば、明るい部屋にいて、状況が見えていると怖くないですよね?
しかし、電気を消して真っ暗にすると、怖くなります。
部屋がどうなっているのか知っているにも関わらずです。
人は見えないことや分からないことを怖いと感じるのです。
不安もそうです。
不安を考える人は中途半端なところで不安の行く先を止めてしまっている人がとても多いです。
どうせなら、とことん最悪のケースを考えてみてください。
最悪のケースを考えることで、不安の先がはっきり見えて怖くなくなるからです。
最悪のケースを考えてみると、意外に落ち着いたり、
「あー、こうなるだけか。なーんだ」と思ったりすることもあります。
意外と大したことがなかったり、
それならこう対処すればいいしと、
何をしたらいいのかも見えてきたりします。
「最悪を考えてみる」ということは、
一種の危機管理でもあります。
投資の世界では危機管理こそ一番大切とも言われているくらいです。
日本で死ぬことはない
ある著名人が面白いことを言っていました。
今の世の中、餓死することなんてありえない。
ニュースで餓死なんて報道があったりするが、
ちゃんと手続きをしたらそんなことにはならない。
事業に失敗して何千万と借金を作っても自己破産すれば良い。
不便なのはカードが作れない、ローンが組めないくらいだ。
働き口がどうしてもなくても、日本には生活保護がある。
どれだけ最悪でも日本で死ぬことはない。
こんな安全で保障されている国はない。
命があればまた再出発できる。
極端な話だとは思うかもしれませんが、実際にその通りだと思います。
私はカウンセラーになる前にITのベンチャー企業に勤めていましたが、そこの同僚2人が自己破産をしている方でした。
何が不便?と聞いたところ、やはり
「カードが作れない」
「ローンが組めない」
と言っていました。
その方は自己破産しているから恥ずかしいという気持ちもないと言っていましたし、
ネタの一つとして話している感じでした。
まとめ
不安で不安でどうしようもない時は、
何とかしようとしないで、まずは現状や気持ちを受け入れてみること。
そうすることでこころが落ち着いていきます。
そして、余裕がある方は
「最悪を考えてみる」と、
少し楽になれたり、不安が和らいだりします。
不安になることは、いけないことのように思いがちですが、
危機管理をするチャンスでもあるのです。
そんな風に考えてみるのもいいかも知れません。
新宿・都内のカウンセリング
うつ病(予防)克服カウンセラー 林真路