一つ目のポイント「自分を知る」
うつ病の再発防止の3つのポイント その②で
二つ目のポイント「自分の人生を生きる」
について書きました。
今回は
三つ目のポイント「ストレスマネジメントをする」
についてです。
一般的に言われている再発防止
うつ病は再発率の高い病気で、特に注意が必要と言われています。
しかし、その再発防止については
「維持療法」で病気が治った後も薬による治療を続ける。
症状がなくなってもおよそ半年間はくすりの服用を続ける必要がある。
など、薬を飲み続けて下さいという内容がとても多いです。
薬に関しては
最も入手しやすい抗うつ剤は、深刻なうつ病を患う子どもや10代の若者に対して効果がない
でも書きましたが、どうしても疑問を感じざるを得ません。
他には、
うつ症状を起こしやすくしている思考パターンを変えていく。
うつ病になったときのものの見方を知り、ものの見方を調整する。
など考え方を変えるという内容。
これは、その通りで自分の思考を変えていくことでうつ病の再発は防げます。
認知行動療法がうつ病に効果的と言われているのも、思考が変わるからです。
あとは、不眠に注意する。サインに気付きましょう。
などが言われています。
これもその通りで、今回のストレスマネジメントと意味は同じです。
3.ストレスマネジメントをする
今回のポイントはとても当たり前のことです。
これはうつ病に限らず、すべてのメンタル不全や病気についても言えると思うのですが、うつ病や病気になる前には必ずストレスサインが出ているからです。
マネジメントの仕組みや対処、仕方などの詳しい内容については、
ストレスマネジメント①~⑤の記事で確認して頂けたらと思いますが、
ストレスサインに早く気付いて、症状が軽いときに対処できれば、病気になるまで悪化はしません。
うつ病の予防、再発予防、どちらでも同じですが、ストレスマネジメントをしっかりしていれば何も問題はないのです。
しかし、病気になってから普段の不摂生を悔やむように、分かっていても日々の生活の中で気を付けていくことが中々難しいのも現実です。
不調が出る前からケアを意識するのが難しいのであれば、せめて不調が出始めた時には、ストレスサインと気付いて対処するくらいの意識を持って頂けたらと思います。
不眠に注意するというのは、このサインが分かりやすいサインだからです。
ただ、人によってストレスサインの出方も違いますので、自分のストレスについてよく知り、早めの対処、ストレスマネジメントを心がけて下さい。
うつ病になったときのものの見方や考え方を知って調整したり、
うつ症状を起こしやすくしている思考パターンを変えていくなどの考え方を変えていくことも大切なことです。
これはストレスマネジメント③でお伝えした「自分自身が変わる」ということと同じです。
ジェットコースターが嫌いな自分がジェットコースターが好きになる。
パワハラ、セクハラを受けても気にならない強い自分になる。
ストレスに対して強い自分となるように、うつに対して強い自分になる。
自分が悪い、責める、頑張り過ぎてしまう、~しなければいけないが多いなど、うつ症状を引き起こしやすい考え方が変わるとうつ病の再発は少なくなります。
まとめ
うつ病の再発防止の3つのポイント
1.自分を知る
2.自分の人生を生きる
3.ストレスマネジメントをする
を上手に使って、うつ病と永遠にお別れをしていきましょう。
どれか一つをするだけでも変わりますが、すべて取り組めると再発防止としてより予防になります。
取り組みやすいところから始めて頂ければと思います。
普段から自分の健康や状態に気を付けて、自分をよく知り、自分らしく生きていけることを願います。
新宿・都内のカウンセリング
うつ病(予防)克服カウンセラー 林真路