誰でも簡単にできる、うつ病予防のための3つの魔法の言葉

うつ病は軽い症状のうちに治す!

風邪をひいて咳がツライマスク美女
うつ病の症状についてでも書きましたが、うつ病になると、

<心の辛さ>

憂鬱、おっくう感、焦燥感、不安感、楽しい事やりたいことが何もない、将来が不安、死にたい

<身体の辛さ>

身体がだるい、疲れやすい、眠れない、朝が辛い、他人が怖い、会いたくない、感情がコントロールできない

など、たくさんの辛いことが起こります。

こんな辛い状態にならないためには、やはり早めの予防が大切になります。

 

そこで、誰でもできる、うつ病予防のための3つの魔法の言葉

1.  「~しなければいけない」を「~したい!」に変える

2.  「ま、いっか」という言葉を使う

3.  「でも、大丈夫」「きっとうまくいく」を最後につける

を紹介したいと思います。

 

これは、私のクライアントさんにも実際に効果がちゃんと出ている方法でもあります。

考え方を変えるより、言葉を変える方が簡単

うつ病の予防のためには、考え方を見直す、変えるということは大切です。

お医者さんがうつ病に効果があるとよく勧める「認知療法」「認知行動療法」なども、簡単に言うと、考え方を見直して変えているだけなのです。

 

例えば、うつ病になりやすい人は完璧主義の人や責任感が強い人だったりします。

それがプラスに働いているうちはいいのですが、行き過ぎてしまうと、「まだまだ足りない」「出来ていない」「もっと頑張れる」と負担になってしまいます。

そして全てを自分で背負ってしまい、誰かの手を借りたりしないで一人で頑張ってしまいがちです。

 

しかし、完璧主義をやめてもっと気楽に考えればと言われても、そんなに簡単にいかないというのが正直なところなのではないでしょうか?

私も完璧主義で責任感が強い方なので、「気楽に考えれば?」と言われて、「そんなに簡単にできたら困らねーよ」などと思ったりしていました。

 

そこで、簡単にできるのが、まずは言葉を変えるということです。

考え方を変える前に、言葉を変えるという方が、楽チンで効果的なのです。

1.「~しなければいけない」を「~したい!」に変える

納品した瞬間に目の前が開けた海になったコーダー

カウンセリングをしていてもよく感じるのは、うつ病のクライアントさんは「~しなければいけない」がとても多いです。

「~しなければいけない」に縛られて、窮屈になってしまっているのです。

「しなければいけないこと」が多い方は、まずは「したいこと」に目を向けてみてください。探してみてください。

 

今日は一日仕事が忙しすぎる。しないといけないことばかり!

そんな時でも、早く仕事を終わらせて「コーヒーが飲みたい!」「一服したい!」「甘いものを食べたい!」「飲みに行きたい!」「お風呂に入りたい!」と

「したい!」を見つけるのです。

 

「しなければいけない」を「したい」という言葉に変えてみてください。

2.「ま、いっか」という言葉を使う

かゆいにゃー

これが一番簡単で効果的かもしれません。

 

完璧じゃなくても「ま、いっか」

怒られたけど「ま、いっか」

失敗したけど「ま、いっか」

 

普段からチャランポランで適当な人が「ま、いっか」だと、さらに適当になってしまいますが、完璧主義の人や責任感が強い人、頑張り屋さんの人には、この「ま、いっか」で、ちょうどくらいのバランスになります。

少しくらい、気を抜いたり、楽になった方が調和がとれますよ。

 

「ま、いっか」は魔法の言葉です!

( 「ま、いっか」でなくても大丈夫なので、自分が気にいった言葉を使いましょう!)

3.「でも、大丈夫」「きっとうまくいく」を最後につける

笑顔で「OK」を出す女性上司

うつ病の軽い症状が出てきたり、色々うまく行かなくなったり、やる気が出てこなくなると、悪い方に、ネガティブに考えるようになります。

それを、良い方に考えなさい、ポジティブに考えなさい、と言われても、中々できないことが多いです。

 

そこで効果的なのが、この最後に「でも、大丈夫」「きっとうまくいく」を付けることです。

 

これには2つの理由があります。

 

1つは、人はネガティブな感情を吐き出さないと、プラスの感情が出てこないからです。

だから、さんざん悪口や愚痴を言ってもいいんです。

ネガティブな発言をとことんしてください。

そしてすっきりしたら、最後に「でも、大丈夫」「きっとうまくいく」などのプラスの言葉を付けるだけで十分です。

悪口や愚痴の後なら「でも、ありがとう」を付ければ大丈夫です。

 

もう1つは、脳は最新の情報を優先するからです。

昔のVHSのビデオで説明すると分かりやすいですが、最後に録画した番組が残りますよね?古い記憶に新しい記憶を上書きしていくので、最後の情報が頭に残るのです。

 

だから、最後に「でも、大丈夫」「きっとうまくいく」などのプラスの言葉で終わると脳はプラスの状態でいられるわけです。

「でも、大丈夫」「きっとうまくいく」「でも、ありがとう」などのプラスの言葉を最後に付けるだけで、気分も意識も変わっていきます。

まとめ

うつ病にならないためには、早めの予防が大切です。

しかし、その予防が難しかったり、言われてもすぐにできないことだと意味がありません。

 

簡単に、誰でもできる予防方法が大切です。

発する言葉を変えることは誰でもできます。

能力的にできないということはないと思います。

 

まずは、3つの魔法の言葉を使って、うつ病予防のために役立てて頂けたらと思います。

 

うつ専門カウンセラー林真路

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。