幻のラジオ体操第3
みなさん、ラジオ体操に第3があるって知っていましたか?
ラジオ体操と言われると、思い出すのが小学校の夏休みではないでしょうか?
毎朝早くから頑張って行くとスタンプを押してもらえる。
ラジオ体操第1と第2は知っていましたが、第3があるということにはビックリです。
ちなみにウィキペディアによると、
ラジオ体操第1は「子供からお年寄りまで一般の人が行うことを目的とした体操」
ラジオ体操第2は「働き盛りの人が職場で行うことを目的とした体操」であり、妊娠中の女性や高齢者、小学校低中学年の児童らにとってはやや運動強度が強く、また職務や行事などのプログラム進行においては取れる時間に制約があることなどから、ラジオ体操第1のみを行うことも多い。
ラジオ体操第3は両腕を大回転して屈伸したり、両脚を開閉してリズム良く跳びはねるなどの複雑で躍動的な動きが特色。放送時は音声でその動きを伝えるのが困難な為、普及せず、短期間で放送が終了した。
とあります。
それぞれに、目的があったということにもビックリです。
そして、ラジオ体操第3はうつ病予防にも効果があると言われているそうです。
ラジオ体操第3の3つの特徴
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2015年、龍谷大学の安西将也・井上辰樹両教授の監修により、当時の動作を復刻させたものが「幻のラジオ体操 第3」として、日本コロムビアより発売された。
とウィキペディアにもありますが、
その安西さんによるとラジオ体操第3には3つの特徴があるそうです。
1)急激に心拍数を上げないで徐々に心拍数を上げていること
2)第3運動から第16運動まで110拍/分から150拍/分の間の有酸素運動域の心拍数をキープしていること
3)第12運動あたりから徐々にクールダウンし、身体に負担をかけないように、健康に配慮したプログラム構成になっていること
だから、「生活習慣病やうつ病の予防に効果が期待できる運動強度の高い体操」
ということだそうです。
うつ病予防にも効果があるのか?
では、ラジオ体操 第3がうつ病予防にも本当に効果があるのか? ですが、
答えはYesです。
なぜなのか?
それは、こころと身体は密接に連動しているからです。
そして、姿勢がこころを作ります。
NLPでは卓越性の連鎖(Chain of Excellence)と言っていますが、
呼吸が姿勢を作り、
姿勢が心理状態を作り、
心理状態が行動を作り、
行動が呼吸を作る
という流れで連鎖しているということです。
一番簡単なうつ病への予防と対処方法
だから、一番簡単なうつ病への予防と対処方法は、呼吸と姿勢を整えることです。
深呼吸をするとリラックスできますし、こころが落ち着きます。
ストレスマネジメントにも良いとされる、
イメージトレーニング、瞑想、ヨガなども
やはり呼吸を整えることから始まります。
特にヨガでは呼吸と姿勢がものすごく重要ですよね。
姿勢を変えるとこころが変わります。
ラジオ体操 第3を毎日行えば、もちろんそれはうつ予防にも対処にもなります。
何でもいいので、自分が一番やりやすくて継続しやすいことをするのが一番です。
実際に体験してみましょう!
言葉で聞いていても実感がわかないので、実際にやってみましょう。
まずは深呼吸。
吐いて~、吸って~
を何回か繰り返しましょう。
意外と言われないと深呼吸ってしないものです。
お仕事の休憩中や合間に取り入れましょう。
次に姿勢です。
悩んでいる時にはどんな姿勢をしていますか?
そうです。悩んでいる姿勢をしています。
では、思いっきり手を上に伸ばして、伸びをしてみて下さい。
そして、その状態で悩んでみて下さい。
やると分かるのですが、悩みにくくなります。
姿勢を変えるだけで、本当に効果が出てしまうのです。
私のカウンセリングでも、クライアントさんには呼吸と姿勢を変えることは必ずいいます。
そして、ちゃんと実践された方は確実に効果が出ています。
まとめ
幻のラジオ体操第3がうつ病予防に効果があるというより、ちゃんと身体を動かして、呼吸や姿勢を整え、適度な運動をすることが大切ということです。
大切なのは、自分自身が簡単にできて、やりやすいこと、継続できること、どんな場所でもできることです。
まずは、深呼吸と姿勢を変えることから始めてみることをお勧め致します。
うつ専門カウンセラー林真路