「人生の最後に患者たちが語った後悔の言葉」

「人生の最後に患者たちが語った後悔の言葉」からうつ病の未来を学ぶ

「人生の最後に患者たちが語った後悔の言葉」

 緩和ケアに数年携わったナースによると、死の間際には人は人生を振り返るのだそうです。

そして、その中の後悔の言葉は同じものが多いというのです。

 

人生の最後の言葉が後悔の言葉であるということは、何か悲しく切ないものがありますが、その言葉から今を学ぶということができるのではないでしょうか?

見ていくとうつ病の方と一致する言葉が多くてびっくりします。

 

「人生の最後に患者たちが語った後悔の言葉」(海外のデータです)

その多かった言葉を紹介したいと思います。

「自分自身に忠実に生きれば良かった」

カーブした線路

うつ病の人にとても多いのが、周りの望みを叶えてあげることに一生懸命だったり、他人に合わせて自分を抑えてしまっていたり、親の人生を生きていたりと、自分の人生を生きていない人です。

後悔しないためにも、周りの目や社会の価値観などに縛られないで、

自分がどうしたいのか?

どうありたいのか?

何が大切か?

をまずは大切に、今を生きていくことが必要です。

「あんなに一生懸命働かなくても良かった」

働き過ぎ

うつ病の方も一生懸命仕事をし過ぎて…という方が多いです。そして、孤独になるにつれて、家族や友人、恋人など大切な人との時間が欲しい、普通の生活に戻りたいと思うようになります。

やはり、これも人生で何を大切にするのか?なのだと思います。

仕事なのか、家族なのか、それとも夢なのか。

一番は、あなたが何をしていると幸せや充実を感じるのか。

まずはこれを知ることではないでしょうか?

「もっと自分の気持ちを表す勇気を持てば良かった」

気持ち

学校教育の中で育ち社会に出ると、協調性、他人と合わせることや、規則を守ること、自分の感情を抑えることなどたくさんのことを求められます。

また、自分の気持ちを表すということは、他人と衝突してしまうかもしれないですし、周りの目が気になる人にとっては怖く勇気がいることです。

しかし、それが人生最後の後悔の言葉になってしまうのであれば、失敗しても傷ついてもいいから、勇気を出してみることも必要かもしれません。

「友人関係をもっと大切にしていれば良かった」

仲間

人生の最後には、人は友のありがたさに気付くのだそうです。「持つべきものは友」と言われるように、人生の最後にしみじみとそう感じるということは、人間にとって友という存在がどれほど価値があるのかということです。

うつ病がなくなるためにも、必要なのは場(自分がありのままで居られる場)だと思っています。場は一人ではできません。やはり人との関係の中で、たくさんの大切なものが形成されていくのだと感じます。

「自分をもっと幸せにしてあげればよかった」

幸せ

重度のうつ病の方に一番足りないと思うのが、自己受容です。そして圧倒的に愛情に不足しているのです。

自分を幸せに、大切にする。簡単なようでこれが出来ている人は少ないように思います。そして他人を満たすことができる人は、自分が満たされている人が多いです。人を満たすより、まずは自分を満たすこと、自分が幸せになることです。

自分の満たし方が分からない。幸せが何か分からない。という方も多くいます。

だから、やはりまずは自分を知ることからなのだと思います。

まとめ

「人生の最後に患者たちが語った後悔の言葉」

こう見てみると、うつ病の方は社会から離れて自分を見直すことができる時期ともいえるので、失礼な言い方になるかもしれませんが、人生の最後を迎える前に、もう一度自分をやり直すチャンスをもらったと言ってもいいのではないでしょうか?

 

うつ病を克服して、現在、生き生きと活躍されている方は、ほとんどの方がうつ病の苦しく辛い経験があったから、今の自分があると言います。

 

人は人生で味わったどん底が深ければ深いほど、プラスの幅も同じくらい輝くと言われます。

今のこの苦しい中に、人生の価値がたくさん詰まっているのだと感じます。

私も、どん底の経験が今の自分を作り、支えてくれています。

 

一人では…という方は、一緒に未来を創っていきましょう。

 

 

うつ専門カウンセラー林真路

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